BSファイン寝具の物語

18年ほど前に、ある医学研究所でBSファインの機能を研究するために様々な実験を行いました。
その中に脳波の実験があり、インナーウェアを着用して15分ほど経つと三名の被験者全員のθ波が倍増しました。θ波が増えると心が穏やかになり、眠りに有効だとその時点で認識をしていました。
インナーウェアを着用すると、心地よいぬくもりに包まれよりぐっすり眠れることは自身の体感や多くのお客様のお声から理解できていましたが、寝具の開発までは考えていませんでした。
物語が動き始めたのは、紡績糸の開発がきっかけです。紡績糸は長繊維と違い繊維を短くカットして綿を作り紡糸するため、その糸で作った生地は空気をたっぷり含みふくよかさがありました。
その生地で最初は肌着をつくったのですが、ふっくらした心地よさに感激。その時に脳波テストのことが頭をよぎり、紡績糸を使い毛布を開発すれば眠りそのものが変わり、日々の生活で健康に最も影響する睡眠が変われば、人生まで変わるのではと毛布の開発に着手したのです。

取引先に最高の毛布を開発したいが、良い会社はないだろうかと問い合わせたところ和歌山県にある米阪パイル織物を紹介されました。高野山の麓にある高野口は高野パイル織物の一大産地です。
実は家具の企画をしていた時、昔ながらの電車のモケット生地は国内では生産が出来なくなり、そのモケットに替わる織物がこの産地でしかできないと聞いていました。米阪パイル織物はまさにそのモケットに替わる車両用シート、新幹線のぞみのシートを生産しておられる会社だったのです。
初めて訪問し、我が社の想いやBSファインの機能の説明をし、毛布の開発依頼をしたのですが、その時点では米阪社長は肌着メーカーが寝具を作ってもうまくいかないと考え、乗り気ではなかったそうです。
それから約一年が経過した時、政府系金融機関が開催する横浜の全国商談会に参加しました。その会場には全国から約1000社の企業が参加されていたのですが、我が社のブースのすぐ後ろに米阪パイル織物のブースがあり米阪社長がおられたのです。まさに奇跡です。多くの企業と商談をする予定だったのですが、社員に任せてBSファインの本来の機能を米阪社長に必死に伝え、最高の技術で最高の毛布を開発していただきたいと再度要望したところ、ならばということで開発がスタートしたのです。
その後わずか一ヶ月足らずで最初の毛布の試作品が完成。米阪パイル織物の技術が凝縮されたその毛布は高野パイルのカット製法ならではのなめらかな肌触りで、光沢感があり高級感まであります。さらに手で触るとじんわりぬくもりが体感でき、そのぬくもりをパイルの中にたっぷり保ち続ける感覚。その完成度の素晴らしさに感激しました。
その時、米阪社長がポツリと「この毛布、耐久性が抜群だから20年以上持つからリピートがない。
敷パッドなら10年かな」の一言で、予定になかった敷パッドを早速開発。
完成した敷パッドがこれまた素晴らしい。
ふわふわで何とも言えない優しく心地よい肌触りとぬくもり。

モニターをすると「いつもと違いス~ッと眠れた」「ふわふわの肌触りでまるで陽だまりの中で寝ている様」「眠りが変わった。こんなに温かさの気持ちの良い毛布は初めて」等、眠りが浅かった方が直ぐに眠れ、眠りが変わったとの声が続出したのです。
販売をすると価格が高いにもかかわらず、今までの毛布とは違うと言われ家族でご愛用頂けるように。BSファインの毛布と敷パッドは寒い冬は陽だまりの中にいるような温かさで暖房がなくても快適。逆に暑い夏は全く温かくない。ところが身体が温まっているにもかかわらず、汗をかいたり蒸れないので多くのお客様が夏の冷房対策など一年中ご愛用いただくようになりました。
そして、販売を開始して半年ほどたったころ米阪社長にBSファインの毛布は試されましたかと聞くと、まだ試していないと。直ぐ試して下さいと言ったところ、翌朝ご連絡をいただき、これは今までのものと違い温かさや眠りの質が違う。特に敷パッドが身体に密着するから心地よい、温かくても汗をかいたり蒸れないからびっくりしたと大絶賛していただきました。
現在、米阪社長はわが社の社員以上に新商品開発に取り組んでいただいております。
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定番
共同開発
冷えて眠れない
ふわっと軽くて温かい
本体 30,000~48,000 円 税込 33,000~52,800 円-
ふわっと軽くて温かく、陽だまりのようなぬくもりで朝までぐっすり眠れます。
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定番
スタッフ一押し
共同開発
目覚めが悪い
湧き上がるぬくもり
本体 25,000~40,000 円 税込 27,500~44,000 円-
ふわふわの肌触りと湧き上がるようなぬくもりで、今までの眠りが変わります。