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季節のコラム

春の寒暖差と不調

2025.04.03

1日の大きな寒暖差が引き起こす、『春バテ』

1年を通じて寒暖差が大きい春は、朝夕と日中の寒暖差が激しく体調管理の最も難しい時期でもあります。
そのため最近はこの変化に身体がついていかず、夏バテならぬ『春バテ』という言葉も広まるほど、春先に体調を崩す人が年々増えています。
なんとなく身体がだるくなったり、眠りが浅く朝スッキリ起きられない、些細なことでイライラするなど、『春バテ』による不調はさまざま。
身体はもちろん心にもさまざまな弊害を引き起こします。
その原因は激しい気温差による自律神経の乱れです。
年齢と共に自らの体温調節機能は、低下していきます。
寒暖差の影響を大きく受けやすいので、日頃からぜひ気をつけたいものです。

    気温差が7℃以上の日は50日以上!


    寒暖差の影響を受ける気温差の目安は、7℃以上と言われています。
    特に暖かさと寒さの両方を体感する春の寒暖差は身体に大きな負担を もたらします。
    重ね着などで気温の変化に柔軟に対応できるようにしてください。
    ※2024年 気象庁、東京都データより、2月〜4月の90日中

『春バテ」の主な原因は春の寒暖差

自律神経が乱れると
体調コントロールが困難に

私たちは交感神経と副交感神経の2つの自律神経を通じて、日々の体調をコントロールしています。
気温の変化に伴い、身体は体温を一定に保つため自律神経を働かせて皮膚の血管を 流れる血液量を調整したり、筋肉で熱を生み出したり発汗して体温を下げたりします。
ふだんはこの2つの神経が上手くバランスを取りながら体調をコントロールしているのですが、 寒暖差が激しい春先はこの2つの神経のバランスが崩れ、春先のさまざまな身体の不調、 つまり『春バテ』を引き起こしてしまいます。
自律神経を整えるためには、衣服などで身体の冷え対策を徹底し、体調管理をしてください。
寒暖差を調節し、体温を一定に保つことが大切です。

    『春バテ』予防、その他の対策

    ⬜︎規則正しい生活をする
    ⬜︎お風呂にゆっくり浸かる
    ⬜︎身体のストレッチ
    ⬜︎栄養のある食事を摂る

プロフィール

石原 新菜いしはら にいな

医師・イシハラクリニック副院長

1980年長崎県生まれ。帝京大学病院での研修医を経て、現在、父である石原結實(ゆうみ)院長のクリニックに勤務。東洋医学、自然療法、食事療法により、様々な病気の治療にあたっている。日本内科学会会員/日本東洋医学会会員/日本温泉気候物理医学会会員

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