楊さちこの季節のコラム
寒さ厳しい「大寒」を乗り越えるために!
2019.01.04

二〇十九年は一月二十日が大寒です。大寒は、一年の一番最後の節気にあたり、一年で最も寒さが厳しくなる頃だといわれています。もうすぐ立春という節気ではありませんが、風邪をひきやすくなる時期でもあります。
風邪の初期には、うなじから背中にかけての皮膚温度が下がります。風邪を引かないようにするためには、【うなじを温める事(冷さない事)】がポイントなになります。今回は、うなじをあたためるためにする事と、冷さないためにする事をお教えていたします。
①うなじを温めるためにする事

手の平をうなじに当てて上下に擦ってください。右手の平で約100回、左手の平で約100回を繰り返してください。毎日続けると効果的です。
②うなじを冷さないためにする事

外出時には、必ず、ストーカーやマフラーなどでうなじをカバーし、冷たい冷気に触れないようにしてお過ごしください。服装はタートルネックなど、首元の隠れるものがおすすめです。
3カ所をしっかり温める
また、東洋医学では「頭」「背中」「足」の3ヶ所をしっかり温めることも大切だと考えます。
頭は寒さによる刺激を受けやすく、血管が縮小したり頭部の皮膚が緊張することで頭痛や風邪、胃腸の不調を起こしやすくなります。
背中には沢山の内蔵のツボがあり、そこが冷えると筋肉や関節、内蔵などの健康に害を及ぼします。
足は寒さの影響を受けると、細胞の動きも鈍くなるので、抵抗力が落ちてきます。
帽子やショール、靴下やタイツで体温調整を行うようお心がけください。
より健康で快適な一年をお過ごしいただくために、一年で一番寒いこの時期に、外出先でもお家の中でも、温かい身体を保つ週間を身につけていただければ嬉しいです。そして、温かい身体でこの冬を乗り切りましょう。