楊さちこの季節のコラム
快適な冬を過ごすための冷え対策
2019.12.02

冷え対策で最も重要なのが保温です。保温がしっかりできていなければどれだけ温めても身体は次第に冷えます。正しく「冬の保温」を行い冬を健康に過ごしましょう。
寒い冬こそ身体の冷え対策
寒い冬の身体の冷え対策で一番重要なのが「保温」です。
「保温」とは言葉の通り、体温を一定の状態に保つこと。
いくら、お風呂に入って温めたり、温かい食事をとったり、エクササイズをして温かい身体作りができたとしても、外気の寒さから身を守ることができなければ、結局身体は冷えてしまうんです。
服装を見直す
そして、冬の「保温」のために見直してほしいのが、普段の「服装」です。
寒くなってくると、暖かそうな素材の洋服や風を通しにくい防寒具などで、身体を温めようとしますよね。しかし、ただ闇雲に厚手の服を着込むだけでは、「冷え」を改善することはできませんし、「保温」にもなりません。
しかし、女性の楽しみのひとつである「ファッション」のコーディネートをちょっと工夫するだけで、かなりの保温対策になり、快適な冬を過ごすことができるようになるんです。

「冬の保温」の基本は3つ
一、 自分自身の熱を逃さない
① 肌着は身体にフィットするものを選ぶ
冬だというだけで、気温の冷たさが体温を奪っていくので身体は冷えます。
自分自身の熱を逃さないようにするためには、まず素肌にふれる肌着は余分な空気が入らないように、適度に身体にフィットするものを選びましょう。その上に重ねる洋服は、サイズに余裕があり、ほどよくゆったりしたものを着ます。肌着と洋服の間にできる空気の層には、身体から逃げる熱を閉じ込める役割があり、重ね着による身体の締め付けを防ぐと同時に、洋服の間に空気の層を作って身体を保温します。
② 締め付けすぎると身体を冷やす原因に
固いガードルやボディスーツなどの下着や、身体にぴったり密着するファッションは、スリムにみせたり、女性らしさを強調したりすることができるので大人気ですが、「保温」という観点からみると、オススメすることはできません。ピッタリと締め付けることでそれが血行不良の原因となって、身体が冷える原因になってしまうからです。
二、 「頭寒足熱」の法則を守りバランスを取る
次に、寒さを予防し、冷えを改善するために、「頭寒足熱」というポイントを押さえましょう。簡単にいうと、「頭に近い身体の上のほうは寒く、足に近い身体の下の方を温かく」。なぜかというと、人間は心臓に近い上半身は、血の巡りが良いので温かい反面、心臓から遠い足元は冷えやすい、だから全身のバランスを取るために、足元を温めるのが大切なのです。特に冬は冷えやすいので、レッグウォーマーや、レギンス、そして冷たい風が入ってきて身体の熱を奪わないように裾を絞れるタイプのパンツがオススメです。

レッグウォーマー
税込 4,400円
寒い冬、ただ着るだけで足湯のように温かい!
● サイズ : F・LL
● カラー : グレー・ピンク・ブラック
● 素材:綿58%、ポリエステル40%、ポリウレタン2%
※男女兼用

レギンス(1足)
税込 3,850円
温かくて蒸れないレギンス。
● サイズ : M~L・L~LL・JM~L
● カラー : ブラック
● 素材:ナイロン50%・ポリエステル42%・ ポリウレタン8%
三、 外出時にはポイントを押さえる
外出時、寒さと冷えを予防し、自分自身の熱で温まった空気を外に逃さないようにするためには、冷やしたくないポイントをインナーや服装で重ね着強化することです。
そのポイントは、「3つの首」。首、手首、足首です。いずれの箇所も皮膚の表面近くに太い血管があるので、ここを温めると血流が良くなり全身が温まります。
それに加えて女性の場合は、子宮や卵巣を守るために、お腹と腰を冷やさないようなコーディネートを考えましょう。
また、忘れてしまいがちなのが、「頭の冷え」。
頭には大切な脳があり、血管もたくさん通っています。寒い外で頭が冷えた結果として、脳卒中やうつ病などが引き起こされてしまうリスクもあるんです。だから、その予防のために、外出時には、ぜひ帽子もコーディネートに加えてくださいね。

フリースネックウォーマー
税込 ¥ 5,500
寒い冬の夜、おやすみの時に着用すれば首元や肩が冷えないので朝まで快適に、おやすみいただけます。
●サイズ:フリー
●カラー:ブラック
●素材:ポリエステル100%(内ブラックシリカ練り込み繊維37%)

湯冷め知らずでぐっすり眠る
① 冬の湯冷めに要注意
お風呂でしっかり温まった状態の身体は、お風呂上がりに大量の汗をかきます。その汗でぬれた身体を放置していると、その汗が身体を必要以上に冷やしてしまいます。これが、俗にいう「湯冷め」。冬の湯冷めは、風邪への道まっしぐらですよね。
② 湯冷め予防法
湯冷めを防ぐためにオススメなのが、お風呂上がりに冷水を足先にささっとかけること。(こうすることで全身はぽかぽかと体温が保たれます。表面体温は下がりますが、体内温度は温まったままなので、それ以上体温が下がることはありません)。そして、3首を保温して、温かいお茶かお湯を飲むと、湯冷めどころか、気持ちの良い睡眠まで手に入りやすくなります。