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楊さちこの季節のコラム

春特有の冷えに必要な対策

2020.04.02

春が近づき、日中は暖かくても朝晩は寒く感じる日もまだまだ多いのではないでしょうか。 急な冷えで身体が冷えたりと思いもよらない冷えが春には多いものです。 そんな寒暖差の激しい春特有の冷え対策をご紹介いたします。

春先は、実は真冬よりも 冷え対策が必要です。

春は、「1日の中に四季がある」と言われています。それは、気温がジェットコースターのように激しく上下するからです。

真冬は身体が寒さに順応して、冷え対策もきちんとされている方がほとんどです。だから、気温が零下になっても、身体から熱が逃げることは少ないと思われます。しかし、春が近づき三寒四温の時季になると、ぽかぽか陽気で血管や汗腺が拡張したあと、急に寒くなって身体の熱が逃げやすくなります。それは、暖かい日と肌寒い日が予期もせずやってきたり、昼と夜の寒暖差が激しかったりする、春だからこそ起こる現象なのです。

若い頃は、そんなジェットコースターのような気温差にも身体がしっかり対応してくれます。が、悲しいかな、年齢を重ねるとその対応が難しくなってきます。
 だから、真冬よりも春先のほうが、冷えによる体調不良が起こりやすくなってしまいます。
 また、気温が上がっても、相変わらず足元やつま先などが冷えるという方がいます。
 春は日照時間や気温が上がる分、上半身が暑さにさらされることが多く、下半身との温度差が大きくなり、冬より「冷え」を感じやすい季節だったりもするんです。

では、そんな「春」から身体を守るためにはどうすればいいのでしょうか?ようやく春めいてきた時期に、真冬のような厚着は似合いませんよね。

ここで「春特有の冷え対策」を二つ紹介いたします。

お腹と腰まわりと太ももを温める

身体には温めるのに効果の高い箇所がいくつかあり、そこをしっかりと温めることで効率よく全身に血を巡らせることができます。効果が高い箇所とは「血流が多いところ」です。血流が多いところといえば、太く大きな血管。太い血管が体表面近くにあるのは、首やわきの下、股関節などが代表的です。また、筋肉も血流が多いところです。
お腹と腰まわりと太もも。この3か所だけで身体全体の筋肉の約7割が集まっています。特に足の付け根にある大腿動脈は、下半身全体を巡る血管の出発点。ここを温めれば、下半身の冷えが解消し、全身がポカポカと温かく感じるようになります。すなわち、全身を効率よく温めることができます。

家の中であれば、入浴するなどでこれらの部位を温める方法は色々あります。本当に困るのは朝夕の外出先。朝夕の外出先でおすすめなのが、「薄い素材の腹巻き」なんです。薄い素材の腹巻きなら、春らしい服装の下に着けてもバレません。トイレで簡単に着脱できるのも、筒状の腹巻きならでは。朝の寒い時には腹巻きをつけて、ポカポカしすぎて暑くなったらサッと腹巻きを脱ぐ、といった使い方もできます。薄手なら小さくたためるので、バッグの中にいつも潜ませておくこともできますよね。
 ちなみに、効率よく全身を温められるということは、効率よく冷やすこともできる、ということになります。暑い日に熱中症になった場合には、これらの部位を冷やすことで、効率的に全身を冷やすことができます。

ちょっとだけ運動量を増やしてみる

身体の「熱」を生み出してくれるのは、主に全身の筋肉です。運動不足気味だと、筋肉は萎縮して細く固くなってしまい「熱」を生み出す力も弱まってしまいます。エスカレーターではなく階段を使用したり、ひと駅歩いたり、ちょっと空いた時間にストレッチや軽い体操を行うなど、無理のない範囲で運動量を増やしてみてください。毎日5分の運動でもかなり違うことに気づくはずです。

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プロフィール

楊 さちこよう さちこ

医学博士、南京中医薬大學教授、東方美学研究院院長、
世界中医薬学会連合会亜健康専業委員会常務理事

中医学とは、「アンチエイジング×健康×長生き」のための学問です。中医学の教えは、「衣食住」すべてに関わるものなので、 病気を治すだけではなく、病気にならないようにすることを考えています。「人がいっまでも若々しく、健康で、長生きするための ライフスタイル」を提案し続けています。

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