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楊さちこの季節のコラム

いよいよ春本番。免疫力をアップするための冷え対策。

2020.04.30

 新型コロナウイルスの勢いが世界中に広がっている今、感染しないようにするための対策は基本ですが、もう一つ考えないといけないのが、「病気にかからない身体」を維持する方法。すなわち、自分自身の免疫力アップを心がける生活を送ることです。

免疫力と冷えの関係

そもそも免疫力とは、「疫(病気)を免れる力」、すなわち体内に病原体や毒素などが侵入しても発病に至らない抵抗力のことです。インフルエンザのウイルスや病原菌などの身体にとっての異物が体内に侵入すると、身体の免疫システムが働き、侵入してきた異物から身体を守ってくれます。
 免疫力は体温に関係します。免疫力を正確に評価する指標はありませんが、体温が上がると免疫力は高まり、下がると低下すると考えられます。
 私の住んでいる香港では「冷えは万病のもと、温めることは健康の基本」という考え方が身体に染み付いています。
 そもそも人間は、体内で熱を作ることと、その熱を身体の隅々にまで伝えることで生きています。熱は、食べたものを消化して栄養分を吸収すること、筋肉の運動、基礎代謝によって生まれます。その熱を血液のめぐりにより全身に伝えて、私たちの身体は温かさを維持します。それにより、健康な生活を営むことができます。

人間の身体は、口から肛門まで続く〝ホース〟のような構造になっています。つまり、腸は体内にありながら、皮膚と同じように外界にさらされているのと同じなんです。食事や呼吸をするたびに、腸は食べ物だけでなく、病原体となる細菌やウイルスにも毎日触れています。
 免疫細胞の約6割は腸にいると言われます。腸内の免疫細胞を活性化できる温かさかどうか、活性化できる食べ物をとっているかどうかが、免疫力を大きく左右すると言われています。

また、私が専門とする中医学では、胃腸が免疫力にかかわる臓器であり、胃腸が冷えると免疫力が低下すると考えます。胃腸が冷えると、生命活動を営むエネルギーである「気」が不足します。
 すると、免疫力がダウンし、かぜやインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。それだけでなく、便秘や肩こり、不眠、花粉症などのアレルギー疾患など、様々な不調を引き起こす原因にもなるのです。

現代の成人女性の半数以上は「冷え症」に悩んでいると言われています。おまけに今の「春」という季節は、三寒四温。暖かい日と肌寒い日が繰り返されるだけでなく、1日の中にも四季があると言われるほど、朝晩と日中の気温に激しい差があります。
 つまり、暖かさに浮かれていると、うっかり冷えてしまう!ということが起こりやすい時期でもあるのです。

免疫力アップのための3つの冷え対策

基本は3つ

温かいものを食べる

飲みものは常温以上、食べものは一食の中に熱々のお味噌汁やスープを取り入れること。

身体を冷やさない

「身体を冷やさない」とは、身体のどこを触っても冷たく感じない肌着や服装をこころがけること。

睡眠をしっかりとる

疲労した脳や身体を休息させ回復させること。特に熟睡して欲しいのは、血液の巡りをよくするための「脊髄の造血時間」である24時から4時の間です。

決して特別なことをするのではありません。おばあちゃん世代の日本人の生活習慣を思い出すだけです。おばあちゃんが当たり前にしてきたことをすれば、健康維持につながるということです。

最後に、新型コロナウイルスに感染しない最重要予防策は、「手洗い」です。

感染予防の基本中の基本は〝手洗い〟です。私たちは小さい頃から「家に帰ったらまず手洗い」と教えられてきましたよね。その当たり前のことがとっても大切なんです。単純なようで最も効果がある予防法なので、ここはぜひとも押さえておいて下さい。

毎日の生活に三つの健康対策を取り入れ、この春を乗り越えましょう!

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プロフィール

楊 さちこよう さちこ

医学博士、南京中医薬大學教授、東方美学研究院院長、
世界中医薬学会連合会亜健康専業委員会常務理事

中医学とは、「アンチエイジング×健康×長生き」のための学問です。中医学の教えは、「衣食住」すべてに関わるものなので、 病気を治すだけではなく、病気にならないようにすることを考えています。「人がいっまでも若々しく、健康で、長生きするための ライフスタイル」を提案し続けています。

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