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楊さちこの季節のコラム

早めの紫外線対策が大切です。~より快適に過ごすための紫外線対策方法~

2021.06.01

※今回から号数変更となっておりコラムテーマに時差が発生する場合がございます。予めご了承ください。

人の肌に与える影響の大きさから、近年特に注目されている紫外線。日本に届く紫外線量は年々増加しています。紫外線を浴びすぎると日焼けやシワ、シミなど、健康にさまざまな悪影響を与えます。日頃のスキンケアの一部として、紫外線対策をしっかりと行う習慣をつけることが大切です。

紫外線対策は夏からだと思っていませんか?

みなさんは紫外線対策を始めていますか?「まだ大丈夫」と、思っている方も多いのではないでしょうか。紫外線というと、ギラギラした日差しが照りつける夏というイメージが強いかもしれませんが、実は今の時期もしっかりと対策をとる必要があります。

■5月や6月の紫外線は夏と変わらない?!

下記のグラフをご覧ください。UVインデックスとは、紫外線が人体に及ぼす影響の度合いをわかりやすく示すために、紫外線の強さをグラフ化したものです。

グラフを見てもわかるように、紫外線が最も強いのは7月・8月ですが、5月や6月でもピーク時の9割に達する紫外線量が地上に降り注いでいます。なので、真夏の時期だけが強いということではないことがわかります。つまり、今から紫外線対策を始めても早すぎることはないどころか、今からすべきだと言えるのです。
そして紫外線対策とは、簡潔に言うと直接肌に紫外線を浴びないようにすることです。
今回は、お出かけ時に紫外線対策としてすることを顔と身体に分けてお話しします。

■対策のポイント

1.顔からのど元の紫外線対策

紫外線は老化を促進します。だから、身体の中で一番紫外線をシャットアウトしたいのが、顔からのど元。シミやシワなどの老化現象が目立ちやすいところです。そのためには、日焼け止め+UV対策マスク+帽子を3点セットで使う。
頭から目の下と首は帽子で、目の下から顎まではマスクで完全に紫外線対策をすることができます。帽子はツバの広いものを、マスクは横幅が耳の際まであるものを選べば、徹底した紫外線対策が可能です。

2.身体の紫外線対策

身体は面積が広いため、注意が必要です。上半身は、日焼け止め+UVカットカーディガンまたはUVカットパーカーを着用する。

「夏場に、長袖なんて暑くて着られない」「日焼け止めの上から羽織ったらベタベタする」と思う方もいるかもしれません。でも大丈夫! 紫外線対策専用に作られた夏ものは、軽量でなおかつ通気性や吸湿性に優れているうえに、着心地がサラリとしています。ゆえに、夏には一枚羽織っているほうが快適に過ごせるんです。
また、下半身の紫外線対策方法の1番のおすすめはロングパンツやマキシ丈スカートを履くことです。

紫外線は身体に良いことも

なお、紫外線というと悪いイメージばかりが先行しますが、実は身体にとってよい面もあります。紫外線を浴びると、私たちの体内ではビタミンDが合成されます。ビタミンDは、腸からのカルシウムの吸収を高める作用を持ち、骨や歯を作るのに必要な栄養素です。そのため、環境省でも適度に日光を浴びることを推奨しています。日光を浴びる時間については、地域や季節・時間・天候・服装・皮膚の色などによってビタミンDの合成量は左右されるため、一律に何分と表現することができないとしています。しかし、紫外線を極端に避けたり、外出機会が少なかったりする人は、ビタミンDが不足する可能性があります。健康維持のためには、適度な日光浴も必要です。だから、紫外線が強くなる季節は、必ず対策をして、お出かけすることをお薦めします。早めの紫外線対策を行い、より楽しい生活を過ごしていきましょう。

プロフィール

楊 さちこよう さちこ

医学博士、南京中医薬大學教授、東方美学研究院院長、
世界中医薬学会連合会亜健康専業委員会常務理事

中医学とは、「アンチエイジング×健康×長生き」のための学問です。中医学の教えは、「衣食住」すべてに関わるものなので、 病気を治すだけではなく、病気にならないようにすることを考えています。「人がいっまでも若々しく、健康で、長生きするための ライフスタイル」を提案し続けています。

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