楊さちこの季節のコラム
「春」に体調が崩れやすいその理由
2022.04.01
色とりどりの花々も咲きそろい、日中は過ごしやすい4月になりました。
しかし、朝晩はまだまだ肌寒く、気候の変動が激しく気温差の大きい季節です。
寒暖差の影響で体調を崩しやすくなったり、気分が落ち込んでしまうことも…。
そこで今回は「春」に体調が崩れやすい理由と対策についてお伝えします。
快適な春を過ごすため出来ることからまず始めてみてください。
春の体調管理
春は、気候の変動が激しく気温差が大きい季節です。
人間の身体には環境に適応する能力が備わっていますが、温度変化が大きすぎると身体が対応しきれなくなり、自律神経のバランスが崩れ体調不良になります。
中医学でいうと、元気のもとである「気」を身体中に巡らせて筋肉や血管をしなやかに保つ「肝(かん)」の機能が春に変調をきたしやすく、ストレス、不安感や気分の落ち込みなどの精神的な不調、目の疲れ、頭痛、首・肩・背中の痛みやこりといった症状が強く出やすい傾向にあります。
解毒をしたい春の身体はバランスを崩しやすい。
また、冬の間の運動不足で凝り固まった筋肉が、気温の上昇と共に緩もうとしてバランスを崩すことで「寝違え」を起こしたり、歓送迎会や環境の変化など春に多いイベントにより胃腸機能が低下しやすくなったりします。
さらに、冬ごもりをしていた虫などが外に出てくる季節、芽吹きの季節でもあるため、体内の悪いものが外に出やすく、ニキビや湿疹などの肌トラブルも増えてきます。
「肝」も活性化し、冬のあいだに体中に溜め込んでしまった不要なもの(老廃物や脂肪など)をとにかく一気に解毒しようとしてフル稼働、疲弊しやすい状況を強いられています。「肝」が疲れてしまうと、本来の機能にあれこれ不調が現れてきます。
肝とは…
中医学の「肝」は全身に供給する栄養「血」を蓄え、その流れを調節する機能の総称です。「血」が不足すると眠れない、目の乾燥、かすみ目、爪が薄い、筋や足のひきつりなどの症状が現れます。
※中医学の「血」は症状から「量」と「質」を見るので、血の不足は貧血をさすものではありません。
例えば、「肝」にたっぷり貯蔵されているはずの「血」が不足することで精神的に安定せず、イライラや不眠、気持ちの揺らぎなどが生じやすくなったり、めぐりが滞ることで肩こりや筋肉がつりやすくなったりします。
春に体調を崩さないようにするための大切なポイント
1.甘いものを摂りすぎない
甘みの強いお菓子や甘いジュースなど、糖分の高い食べ物を摂り過ぎないこと
甘みの強い食べ物は、一時的に満足感が得られますが、血糖値の乱高下と低血糖状態を招きやすく、結果としてイライラや慢性的な倦怠感、栄養の偏りを助長しかねません。
おまけに太りやすくなります。
2.酸味を摂る
中医学では「肝」の異常がある時は、酸味のある食べ物を摂ると考えます。酸味は「肝」の働きを整える役割をします。
だから、オレンジ、レモンなど、柑橘類や、お酢などを積極的に摂るようにしてください。
3.気分転換をする
疲れていると感じたら、近所を散歩したり、スポーツで身体を動かしたり、好きな音楽を聞いたりなど、こまめに気分転換をしてみてください。
4.腹巻きをする
「肝」の機能を高めるためには、冷やさないことが大切。内臓がつまっている身体の中心を温めるために腹巻きをしてください。また、足がつりやすい方は、レッグウォーマーで温めてください。
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