楊さちこの季節のコラム
夏バテを防ぐ熱帯夜の快適な過ごし方
2022.08.01
今年は例年に比べ猛暑が続き、蒸し暑い夏が続いています。 暑い夏は身体がだるくなったり、調子が悪いといった夏バテになる恐れがあります。 そこで今回は夏バテを防ぐ熱帯夜の快適な過ごし方についてお伝えします。 夏バテから身体を守り、元気に夏を過ごすためぜひ試してください。
夏バテを防ぐ熱帯夜の快適な過ごし方
なぜ夏バテになるのか
夏バテとは、「身体がだるい」「食欲がない」「疲れやすい」「寝不足」「お腹の調子が悪い」などといった夏の暑さによる体調不良の総称です。
夏バテになる原因には大きく分けて2種類あります。
1自律神経が乱れる「クーラー・バテ」
私たちの身体は、自律神経の働きによって、暑さを感じると汗をかいて熱を放散し、体温を一定に保っています。
しかし、真夏の室内外の温度差を繰り返し感じることによって、自律神経の働きが乱れてしまいます。
自律神経の不調は、体内のさまざまな機能に影響を及ぼすため、胃腸の疲れや食欲不振、倦怠感など、いわゆる夏バテの症状がでやすくなります。
2お腹が冷える「冷食バテ」
キンキンに冷えたビールや、氷がたくさん入ったドリンク、アイスクリームやかき氷、冷蔵庫から出したてのフルーツなど、夏になるとついとり過ぎてしまう冷たい飲み物や食べ物。暑い日には欲しくなりますよね。
でも、現代のようにクーラー漬けの人たちがこうした食べ物ばかり食べていると、お腹が冷えすぎて、胃もたれや下痢を起こすことにもなりがちです。暑い夏でも身体のためには、冷えた飲食物よりも、常温の食べ物や温かい汁物などをとることで、内臓が冷えにくくなります。
1こまめな水分補給
水分補給は、のどの渇きを感じる前、「早め」「こまめ」を意識することが大切です。現代は家の中にいても、隠れ脱水症状が出る方が増えてきています。特に、起床後や入浴後、スポーツ時は、注意して水分を補給しましょう。
2生活リズムを整え、質の良い睡眠をとる
規則正しい生活と適度な運動を心がけ、生活のリズムを保つようにしましょう。質の良い睡眠を十分にとり、疲れを残さないことも大切です。
3温度差、身体の冷やし過ぎに注意する
室内外の温度差が5度以上になると、自律神経が乱れやすいと言われています。エアコンの温度調節には気を付けましょう。外出時など、温度調節が難しい場面では上着やひざかけを持参し、自身で調整することをおすすめします。また、冷たい飲み物は胃腸に負担をかけやすく、不調の原因となってしまうので注意しましょう。
夏バテ対策の
一番のポイント
真夏の夏バテは、熱帯夜の寝苦しさが関係します。年を追うごとに、夜間の最低気温が25℃以上である熱帯夜の日数が増えています。上にあげた対策に加えて、質の良い睡眠をとり、熱帯夜を快適に過ごすことが、真夏の夏バテ対策の一番のポイントだといえます。
熱帯夜が寝苦しくなる理由
私たちの身体は就寝時に手足の末端から熱を放出したり、汗をかいたりして体温を下げ、深い睡眠に入ろうとします。しかし、真夏の熱帯夜は、気温が高く、室内の温度も高くなります。すると、身体の体温調節が妨げられ、体温がスムーズに下がりにくくなります。このような状態では寝つきが悪くなり、寝ることができても、体温が下がりきらずに睡眠が浅くなってしまいます。また、暑さによる大量の寝汗の不快感で目を覚ましてしまうということも起こります。
生活リズムを整え、質の良い睡眠をとる
規則正しい生活と適度な運動を心がけ、生活のリズムを保つようにしましょう。質の良い睡眠を十分にとり、疲れを残さないことも大切です。
真夏の夏バテ対策をすることで、元気に夏を乗り越えましょう。