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楊さちこの季節のコラム

冬の寒さから身体の陽気を守るコツ

2022.12.01

今年の冬は、厳しい寒さが予想されています。冬の寒さによって体調を崩したり、気分がすぐれなかったりと寒さは身体にとって大きなストレスとなります。
そこで今回は寒さから身体の陽気を守るコツをお伝えします。
寒い冬を健康に乗り切るため、すぐできることから始めていただき、冷えのない冬をお過ごしいただければ嬉しいです。

中医学では、寒い冬は絶好の養生の期間だといわれています。

「今年の冬(2022年12月~2023年2月)、ラニーニャ現象などの影響で、日本付近は冬型の気圧配置が強いでしょう。西日本、東日本を中心に寒さが厳しく、日本海側では、雪が多くなる見込み」だと気象庁からの発表がありました。 年末年始も去年同様厳しい寒さを迎えるといわれています。

寒い季節に身体の中で何が起こっているのか?

寒さは身体にとって大きなストレスになります。 まず、循環器系に影響を与えます。寒いときは体温を上げなくてはならないので、心臓にかかる負担がほかの季節にくらべて大きくなります。
また、寒さから身体を守るために毛細血管が収縮し、血圧も上昇するようになります。そして、脳血管にも影響し脳卒中などの病気が起きやすくもなります。
寒い季節には、気(エネルギー)は内側に集まります。
それは、寒さから身を守るだけでなく、生命力を内に集めて、春や夏に消耗したものを回復し、各機能を修復して、つぎの季節へつなげていく重要な役割があります。

身体の陽気を守ること

中医学の古典『黄帝内経(こうていだいけい)』によると、「冬は草木が枯れ落ち、穀物は倉(蔵)の中にしまい込まれ、動物は冬籠りするように、すべてが閉塞して陽気(エネルギー)を外に出さない季節」だと記されています。
そして、「気を鎮めてひそやかな気持ちで過ごし、夜は早く寝て、朝は日が出るのを待ってから起き、じかに寒さに当たらないように身体を温め、過労して汗をかかないようにする。これが冬の季節に調和した養生法である。もし、養生法に逆らって、精神を動揺させたり、寒さに当たったり、過労して汗をかいたりすると、五行による冬に配当する臓器である腎を傷害したり、春になって手足が冷えて萎えてしまう」と記されています。
とにかく冬は、寒さから身体の陽気を守ることが大切です。

冬の寒さから身体の陽気を守るコツ

身体は心臓から遠いところから順番に冷えていきます。大切なのは、手足と、血液の集まりやすいお腹まわりをしっかりと温めることです。

❶手首足首を温める

手首や足首は動脈が皮膚に近いところにあります。だから手首や足首が冷えていると冷えた血液が体中をめぐり、全身が冷えてしまいます。反対に言いますと、ここを温め続けることによって、身体全身いつも温かい状況で過ごすことができます。

❷お腹をしっかり温める 

気温が下がる夜だけではなく、24時間「腹巻」をつけることでずーっと身体を温め続けましょう。それだけでなく、冷えで余計にひどくなる腰痛、下痢、便秘、痔対策にもなります。

❸寒さが厳しくなり、もし「カイロ」を使うならココ!

全身を温めたいときは首の後ろ側の骨の丸いでっぱりのあるあたりに、足が冷えるときは足首の前側に貼ると、びっくりするほど効率よく温まります。(就寝時のカイロ使用は低温やけどの可能性があるので、避けてください)

身体の陽気を守り冬の寒さ対策を行いましょう。

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プロフィール

楊 さちこよう さちこ

医学博士、南京中医薬大學教授、東方美学研究院院長、
世界中医薬学会連合会亜健康専業委員会常務理事

中医学とは、「アンチエイジング×健康×長生き」のための学問です。中医学の教えは、「衣食住」すべてに関わるものなので、 病気を治すだけではなく、病気にならないようにすることを考えています。「人がいつまでも若々しく、健康で、長生きするための ライフスタイル」を提案し続けています。

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