楊さちこの季節のコラム
暖冬はぽかぽかの冬ではありません
2023.12.28
木枯らしが吹き始め、寒さが厳しさを増すはずの12月。今年は暖冬といわれており、冬の準備が万全ではない方も多いのではないでしょうか。
しかし、暖冬だからと冷え対策を怠ると体調不良につながります。
そこで今回は暖冬を快適に過ごすための対策についてお伝えします。
冬を体調を崩さず健康に乗り切るための参考にしていただけますと幸いです。
あっという間に2023年も年末に近づいています。去年や一昨年は、日本列島の上空に寒気が居座り、寒さが長く続きましたよね。今年は、冬の気配どころか、11月の最初の週末まで夏日が続くという、びっくりするような気候になりました。
今年の冬は「暖冬」だと言われています。
「暖冬」とは、冬の期間(12月〜2月)の〝平均気温〞が、例年より高いときを指します。でも見る角度を変えると、寒暖差が大きくて平均気温が高くなった場合も、暖冬と見なされます。
暖冬の年は寒気が弱く、日本列島から出たり入ったりします。寒気が退いたときは、昼間の気温が15℃くらいまで上がり、新たな寒気が入れば氷点下まで下がります。
つまり、暖冬の年は、日々の寒暖差が大きくなることが多いです。さらに、普段、冬晴れが続く太平洋側でも、暖冬の年は低気圧が通りやすくなり、曇りや雨の日が例年より多くなります。寒気が残っていれば、暖冬でも関東など太平洋側で雪が積もることがあります。
今年の冬は、暖冬の可能性が高くなっていますが、〝ぽかぽかの冬〞がやってくるわけではないのです。この時期に暖かくなるということは、寒気と暖気がせめぎ合っている状況なので、ものすごく暖かくなるということは、次に必ず寒い日がやってきます。
つまり、今年の冬は、1日の寒暖差や、日毎の寒暖差の幅が大きくなりやすいということです。
今年の冬に、気をつけなければいけないことは、【寒暖差疲労】です。
私たちの身体は、体内の状態を一定に保つためにさまざまな調節を行っています。気温の変化に対しても身体は常に反応し、その変化が大きいほど疲労が蓄積されていきます。寒暖差というと、昼夜の気温変化が大きい春や秋の季節の変わり目にあるイメージですよね。今年は暖冬なので、日々の寒暖差が大きくなったり、暖かい日が続くと思ったら急に寒くなったりということが起こりえます。
寒暖差疲労による不調は、冷え性、首凝り、肩凝り、頭痛、めまい、全身の倦怠感、胃腸障害、不安感や気持ちの落ち込みなど、身体にも心にも多岐に影響を与えます。放っておくと連鎖的に悪化することもあるので、気になる症状があれば、かかりつけ医などに相談することもおすすめします。
※寒暖差疲労とは急激な温度変化が招く体調不良のこと。
寒暖差に負けない冷えにくい身体をつくるコツ
寒暖差疲労を予防・改善するには、規則正しい食事や適度な運動、質のよい睡眠など、日常生活を見直して冷えにくい身体をつくることが大切です。
①身体を内から温める
暖かい部屋で冷たいビールを飲んだり、アイスを食べたりするのは楽しいですよね。でも、冷たい飲み物や身体を冷やす食べ物のとり過ぎにご注意ください。たんぱく質や根菜類など身体を温める効果が期待される食品もバランスよく食べましょう。いろんな食材が一度にとれて身体が温まる鍋料理などもおすすめです。
②身体を外から温める
お風呂は、湯船につかることが大切です。少しぬるいと感じるくらいの温度(体温+3度)に15分ほど浸かってください。水圧で血行改善も期待できます。
快適な睡眠のためには、お風呂上がりに、レッグウォーマーや靴下を履いて、ふくらはぎから足先を冷やさないことが大切です。
③運動で血行促進
ウォーキングや就寝前のストレッチなど、無理なくできるものを続けましょう。デスクワークの人も定期的に立ち上がるなどして適度に動き、座りっぱなしは避けましょう。
④質の良い睡眠をとる
体温調節に欠かせない脳の疲労回復には、睡眠が重要です。寝る1時間前くらいからスマホなどの電子機器を見るのは避け、心と身体をリラックスさせてぐっすりと眠れる準備を心がけましょう。
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