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教えて!石原新菜先生!
Q&A
Q1. 暑い日を健康に過ごすために注意することはありますか?
A.こまめな水分補給と帽子や日陰の活用が大切です。
子供は外で遊ぶ機会が多く、汗っかきなので、こまめな水分補給を心がけていただきたいです。また水遊びなどをして体温の上昇を抑えるにも効果的です。それから必ず帽子をかぶることを心がけてください。
ご年配の方は、体温調整がうまくいかず、暑くても暑さを感じにくくなっている方も多いので、室内の温度設定に気を付けたり、こまめな水分補給を心がけていただきたいです。
また熱を逃しやすい服装で、扇風機やファンなどを使って室内の空気を滞留させるのもおすすめです。外に出かけるときは、日傘や塩飴などを活用するのもいいと思います。
ただし、冷房がガンガンかかっている寒い場所では、身体を冷やさないように気をつけていただきたいです。寒いと感じたら、カーディガンを羽織ったり、ひざ掛けをかけたりと、サッと出せるものをバッグの中に入れておくとよいです。
Q2. 暑くて頭がぼーっとするときの気分解消法はありますか?
A.服装を調節して身体にこもった熱を放出してください。
暑くてぼーっとする状態は、熱中症の一歩手前の状態かもしれません。まずは、締め付けない服に着替えたり、ネクタイやベルトを外したり、靴下を脱いだりして、身体にこもっている熱を放出することが大切です。 また保冷剤などをタオルやハンカチに包んで、首やおでこ、脇の下にあてて冷やすとよいです。ぬるめのシャワーを浴びたり、ミントが入っているスーッとする飲み物を飲むのもよいでしょう。
Q3. 長引く夏風邪を予防するにはどうしたらいいですか?
A.内蔵を冷やさないようにし、免疫力を高めましょう。
夏風邪は、高い熱がでたり、喉が晴れたり、胃腸炎になるのが特徴です。夏も冬も大切なことは普段から自分の免疫力を上げて、風邪にかかりにくい身体になることです。夏は、どうしても冷房の効いた環境や薄着、冷たいものをたくさん摂るので身体、特に内蔵が冷えやすい季節です。腸は最大の免疫器官と言われ、免疫細胞の約7割が腸に存在しています。お腹を冷やすということは、腸の免疫力を下げることになるので胃腸炎にかかりやすくなります。1日中冷房の環境にいて身体は冷えているので、毎日必ず湯舟に浸かって身体を温めることが大切です。 また、食事には、生姜やネギ、玉ねぎ、ミョウガなども薬味やコショウ、七味唐辛子、シナモンなどのスパイスを意識して摂ると胃腸の働きがよくなり、全身も温まります。それから、腸を冷さないために寝るときは必ず腹巻きをするとよいです!
先生プロフィール
石原 新菜いしはら にいな
医師・イシハラクリニック副院長
1980年長崎県生まれ。帝京大学病院での研修医を経て、現在、父である石原結實(ゆうみ)院長のクリニックに勤務。東洋医学、自然療法、食事療法により、様々な病気の治療にあたっている。日本内科学会会員/日本東洋医学会会員/日本温泉気候物理医学会会員
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