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新生活疲れや、5月病を予防するには?
今年のGWは休みが10日間あり、5月病になってしまう人も多くいらっしゃるかもしれません。5月病のよくある症状は、気分が落ち込む、やる気がでない、不安、食欲不振、不眠などです。これは受験や就職の大きな目標を達成して燃え尽き症候群(バーンアウト)に陥ってしまったり、新しい環境や人にうまく適応できずにストレスをため込んでしまったりと、4月はなんとか乗り切ったものの、GWの連休の後から、学校にいけない、会社にいけない状況になってしまいます。
そこでGWの過ごし方がポイントになると思います。GWの間にストレスを発散できると、5月病になりくいです。好きなものを食べたり、旅行に出かけたり、ずっと前から読みたかった本を読んだり、映画を観たり、新しい趣味を見つけたり、大学の同級生や昔からのお友達に会ったりと気分転換を思いっきりすると良いです。
GW明けが嫌だな!嫌だな!と思うと、GW中も嫌な気持ちで過ごすことになってしまいます。どうせ同じ時間を過ごすなら、ポジティブな気持ちでいる方が自分にとっても良いことだと思います。
運動をして体力をつけておくのも、疲れにくい体になりますし、運動をすると女性でも少し男性ホルモンが増えます。そうすると、自信がついたり、前向きな気持ちになったり、ストレスに強くなります。
教えて!石原新菜先生!
Q&A
Q1. 立ち仕事で足がパンパンにむくみます。むくまないには何をしたらいいでしょうか?
A.隙間時間を見つけて、つま先立ち運動をすると良いです。
立ち仕事の場合はどうしても、足がむくみやすくなります。
心臓から送り出された血液がうまく戻ってこれないために、毛細血管から血液中の水分が染み出てしまい足がむくみます。第2の心臓と言われるふくらはぎを動かすと、ポンプの役目をしてくれるので、血液が心臓に戻るのを助けてくれます。立ち仕事をしているとき、隙間時間を見つけて、つま先立ち運動をすると良いです。
また下半身の血液の循環を良くするために、屈伸運動やもも上げ運動もオススメです。
また仕事中に弾性ストッキングを着用するのも良いでしょう。
家に帰ったら必ず湯船につかって、湯船からでたら、ストレッチをするとむくみの改善に役立ちます。
Q2. 風邪や花粉で鼻が詰まったり、喉が痛くなります。どうしたら楽になるでしょうか?
A.まず一番温めていただきたいのは、お腹です。次に、下半身を重点的に温めるとよいです。
基本的には風邪の約9割はウイルス感染が原因です。インフルエンザウイルスのように激しい症状がでるものもありますが、基本的にはウイルス感染は2~3日で良くなることがほとんどです。 ウイルスに感染すると、喉が腫れて痛くなったり、鼻水・鼻づまり、頭痛などが起きますね。基本的には何もしなくても良くなってくるのですが、早く治したいなら、私がよくやっているのは、
①紅茶や塩水でうがいをする(できる人は鼻うがいもオススメです)
②みそ汁にネギとショウガをたっぷり入れて飲む
③食事は食べないか、すりおろしリンゴやヨーグルトくらいの軽めにする(食べると、食物を消化吸収するために胃腸に血液が集まって、ウイルスが感染している喉や鼻に送る血液が少し減ってしまうため治りが遅くなる)
④葛根湯を飲む
⑤お風呂に入ってしっかり温まる
ぜひお試しください!今までよりも治りが早いことにびっくりすると思います!
また、今の季節は花粉でお悩みの方も多いですよね?その時は、マスクをして口周りを保湿すると鼻の通りがよくなり、喉の乾燥が防げるのでおすすめです。
こちらもぜひやってみてください。
Q3. 倦怠感や眠気が日々続きます。改善するにはどうしたらいいでしょうか?
A.運動を取り入れて代謝を上げたり、体を温めることを意識すると良いです。
十分な睡眠がとれていない場合や、低血圧の人は倦怠感や眠気がでてきます。
睡眠時無呼吸症候群の人もそうです。
現代人はパソコン仕事の方が多く、一日中パソコンをしているので、目や脳はものすごく疲れているのに、体はずっと座りっぱなしで動いていないので、夜お布団に入ってもなかなか寝付けなかったり、熟睡できないことが多いです。
通勤時間を使って少し大回りして歩くようにしたり、短い時間でもいいので軽いジョギングをしたり、家の中でスクワットなどの筋トレをしたりと、体を疲れさせるとぐっと眠れるようになって、次の日の倦怠感や眠気がなくなります。
運動不足の人はぜひ運動を取り入れてみると睡眠の質が変わって次の日がすっきりすると思います。
もともと低血圧の人も運動を取り入れるとよいですし、日ごろから、代謝を上げて元気にしてくれるみそ汁に生姜たっぷり入れて飲むと良いです。低血圧の人は、低体温、低代謝とすべてが低い状態になっているので、体を温めることを意識するとよいです。
運動、腹巻き、入浴、生姜・・・体温が上がってくると日中も元気になってくると思います。
先生プロフィール
石原 新菜いしはら にいな
医師・イシハラクリニック副院長
1980年長崎県生まれ。帝京大学病院での研修医を経て、現在、父である石原結實(ゆうみ)院長のクリニックに勤務。東洋医学、自然療法、食事療法により、様々な病気の治療にあたっている。日本内科学会会員/日本東洋医学会会員/日本温泉気候物理医学会会員
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